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連載【ヒッシーのマネー騎士(マネーナイト)】
2020年10月02日掲載
ズバリ!「貯金」は、「ダイエット」とよく似ています!特に、2つの点で酷似しているとさえ言えます。
1つ目が、一朝一夕には達成できないという点です。日々の意識と継続が重要。つまり、習慣化がカギになります。
もしあなたが、貯金やダイエットについて、うまくいった経験がなかったとしても、それはあなたがダメな人間だからではありません。気にしないでください。うまくいかなかったのは、おそらく、目的意識が弱かったか、頑張りすぎちゃったから、です。
とにかく、そんな過去のことは忘れてください。人生はいつでも「これから」です。あなたは大丈夫!ここで触れる方法を実践して、貯金もダイエットも成功させちゃいましょう!
そして、2つ目が、理屈はシンプルだという点です。
摂取カロリーよりも消費カロリーのほうが多ければ、体重は確実に落ちます。同様に、収入よりも支出のほうが多ければ、貯金はできませんし、貯金残高も確実に減っていきます。
ダイエットで重要なのは、摂取カロリーを減らすか、消費カロリーを増やすか。同様に、貯金で重要なのは、収入を増やすか、支出を減らすか、です。理屈はとてもシンプルなのです。
それはわかっているけど……という人も多いでしょうね。とにかく難しく考えないことが重要です。ここでは、あなたの家計がカンタンに貯蓄体質に変わっちゃう3つのステップをまとめておきますので、ダマされたと思って実行してみてくださいね。
第1ステップ:目的を明確にする
目的とは、「何のために」です。
何のために貯金をするのか。何のためにダイエットをするのか。
この目的が明確でないと、目的意識が弱くなり、継続するパワーも弱くなってしまうのです。
単に、「お金を貯めたい」とか、「痩せたい」だけでは目的意識が弱くなりがちです。
「老後資金を貯めたい」、「〇キロ痩せたい」でも、弱いかもしれません。もっと明確にしましょう。目標数値や達成期限を設定するのもひとつの方法です。
「10年後までに500万円を貯めて、ナイアガラの滝を見に行く」とか、「1年以内に10キロ減量して、お気に入りの洋服で三ツ星レストランに行く」などといったように、達成したときの自分に対するご褒美まで明確にすると、やる気も格段に上がるはずです。
また逆に、以下のような危機意識を明確にするのもひとつの方法です。
「公的年金だけでは老後生活資金のすべてを賄うのは難しいようだ」、「平均でも約2000万円足りないという報道があったということは、ゆとりのある老後生活のためには3000万円は必要かもしれない」、「老後も元気なうちは旅行に行きたいし、美味しいものも食べたい」、「お金に困る生活はしたくない」など。
これらを、単なる言葉としてだけでなく、心の底から「このままだと、マジでヤバい!」と感じることができれば、やる気が出てくるはずです。「貯金しないとマズい」と。
ダイエットも同様です。極端な例ですが、「あと5キロ痩せないと、1年以内に死にますよ」と医者に言われたら、やる気が出ますよね?「痩せないとヤバい」と。
実は、この第1ステップの話は、貯金やダイエットだけでなく、仕事や勉強などにも通じる話です。目標を達成するためには、「何のためにそれをするのか」という目的を明確にすることが重要。そして、自分が目標を達成できてうれしい状態(うれしさをかみしめている姿)も想像してみてください。これを日々意識できると、習慣化するまでの日数を短くすることができます。
第2ステップ:なるべく低いハードルを設定し、達成感をかみしめる
読書、運動、早寝早起き、勉強などなど。あなたが習慣化したいと思っている事柄は、あなた自身にとってメリットのある、とてもよいことであるはずです。しかし、なかなか習慣化できない。なぜかというと、頑張りすぎちゃうからです。
頑張ることがいけないわけではないのですが、いきなり「毎朝30分早く起きてランニングする」などといった、これまでの生活スタイルに比べて高めのハードルを設定してしまうと、1日や2日はクリアできても、習慣化できるようになる前に挫折してしまう可能性が高まります。「頑張ること」が「不快」になってしまうと、人間の脳は本能的に不快から避ける行動をとるように指令を出しますから、習慣化できる前に挫折してしまうのです。
習慣化するためのコツは・・・
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