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連載【ヒッシーのマネー騎士(マネーナイト)】
2020年10月07日掲載
近年は、非常に便利な世の中になったもので……などと書き始めると、自分がとても年を取ってしまったように感じますが、独立系FPとして活動し始めて23年の間、住宅ローン関連の情報に接している筆者からすると、現在は昔に比べて本当に便利な世の中になったものだと思います。
約20年前は、各金融機関で取り扱う住宅ローン金利を調べるのも、いちいち金融機関に問い合わせる必要があったり、住宅ローンの返済額の計算や家計のシミュレーションは自分で表計算ソフト(エクセルやロータス(若い人は知らないかも……))を使って計算したりする必要がありました。それがまさにFPの仕事なのですが。
それが現在は、住宅ローン金利の比較サイトがいくつもあり、住宅ローンに関するシミュレーションもWEB上で簡単にできるようになりました。なかには、【フラット35】の資金計画シミュレーションなどのように、家計の収支状況の入力も可能で、FPが作成するキャッシュフロー表のようなものまで簡単につくれるようにもなっています。
しかし、FPとして何百件もの家計のシミュレーションをしてきた筆者から言わせていただくと、実は、それらのシミュレーションは突っ込みどころ満載で、利用の際には気をつけるべき点がいっぱいあるのです。
シミュレーション結果の「借入可能額」には注意
シミュレーション作成者も利用者のためになるようにとの想いがあったのだと思いますので、容赦なくダメ出しをするのは心苦しいのですが・・・
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