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相続した「空き家」を早く売却したい 放置するとこれだけのデメリットが

●相続会議 

連載【不動産相続と土地活用】

2020年10月20日掲載

人が住まない家屋はまたたく間に荒廃していく

空き家を売却するには、相場を調べたり、登記を済ませたり、さまざまな手続きを経なければなりません。所有しているだけでもデメリットがあるので、なるべく早く売却したほうがよいケースも多くあります。どんなことから始めればよいのか、空き家売却の基本をファイナンシャル・プランナーが解説します。

空き家はどうして売却しにくいのか?

相続した空き家が売却しにくいというケースは比較的多くあるようです。なぜ売却しにくいのかは、その物件ごとにさまざまな理由があるのでしょうが、一般的に考えられるケースとしては以下のような理由が考えられます。

物件としての魅力がない
買い手がつかないのは、その物件に魅力がないのかもしれません。郊外で交通が不便な場所にあるとか、狭すぎる、または広すぎるなど使いにくい物件であるとか。また、建物が古すぎるというのも、通常は売れにくい原因になります。近年では、古民家をリノベーションして再利用することが注目されていますが、やはり重要なのは便利で使いやすい物件かどうかではないかと思われます。リフォームやリノベーションで価値が上がり、売りやすくなる可能性もありますが、根本的に不便な物件は売れにくいでしょう。

割高な価格で売りに出している
なかなか買い手が現れないということは、買い手から見て適正な価格(≒近隣の取引事例に基づく価格)よりも高い価格で売ろうとしているのかもしれません。その物件固有の魅力の度合いにも関係してくるので、必ずしも近隣の相場どおりであれば買い手がつくというものではありませんが、買い手が割高だと感じてしまうのであれば・・・

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 https://souzoku.asahi.com/article/13822496

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