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年収600万円の40代独身男性が買っていい不動産はいくら? 【住宅ローン借入額シミュレーション】

●ダイヤモンド不動産研究所

連載【住宅ローン借入額をシミュレーション】

2020年12月09日掲載

年収600万円、44歳独身男性が不動産を購入する場合、住宅ローンはいくらまでなら安心して返済できるのか、資金繰りをシミュレーションしてみた。このまま結婚はしない前提で、65歳まできちんと働き続けられるのであれば、3000万円程度の物件であれば問題なく購入できるだろう。とはいえ、結婚して引っ越しをする可能性があるなら、いつでも売却または賃貸に出せる物件を選ぶとよいだろう。(ファイナンシャル・プランナー 菱田雅生)

年収600万円、40代の独身男性のケースをシミュレーション

 今回は、40代独身男性、山田さん(仮名)から相談が来たと想定して試算する。現在の年収は600万円で貯蓄は800万円。現在44歳で、このまま結婚せずに独り身でいる可能性もある。住宅ローンを長めに組めるうちに、マンションを買ってしまおうかと考え始めたようだ。

 シミュレーションでは、給料などの収入と、住宅ローン返済などの支出を推計して、毎年の「年間収支」と「貯蓄残高」を計算した。今回も、年収は50歳まで年1%の昇給率で増えていき、50歳以降は昇給なし、65歳まで働くことができるものとして試算。これで、住宅ローンを安心して支払うことができるのか、今後、約20年の家計推移をチェックする。そのほかの細かい前提条件は以下を見てほしい。■シミュレーションの前提条件(年間収支)■
【家族構成】本人のみ44歳/年収600万円(50歳までは年1.0%増加、50歳以降は増減なし)
【基本生活費】185万円(年1.0%で増加)
【住居費】(購入前)家賃月10万円(購入後)年163万円(ローン返済+保有税等)
【教育費】なし
【保険料】12万円
【その他出費】65万円(年1.0%で増加)
【初年度年間収支】+84万円
【貯蓄残高】800万円(期待運用利回り年0.5%)
【住宅ローンの詳細】3000万円(諸経費+120万円)のマンションを頭金600万円とローン2520万円(全期間固定金利1.3%、20年返済)で翌年購入。毎月返済額約12万円。住宅ローン減税を考慮(控除期間10年で試算)

物件価格は3000万円あたりが無難なラインか

 前提条件が変われば・・・

続きはこちら↓

https://diamond-fudosan.jp/articles/-/1110831

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